2008/01/20
ジャーマン+雨
昨日月眠終わりにスカイビルまで自転車を飛ばし、観てきました。
女子を主人公にして、このおもしろい映画を完成させた監督・横浜聡子と主演女優・野嵜好美にただただ拍手。
だいぶ前にダウンタウンの松本一志が、お笑い芸人は女ってだけでまず男よりおもしろさが半減する。というような事を言ってたのを思い出しました。
この映画の主人公は女の子。にもかかわらず破天荒で最高におもしろかった。
一人ぼっちで自分勝手で不細工で、もの申す!なんてもんじゃないぐらいズケズケとものを言い、それでいて歌手を目指していて、その上1世紀の間に子孫を100人残す為に母になりたいと言う主人公のよし子。
わがままに思うがままに生きながら、まわりの人間にトラウマを語らせて、それを即興で曲にして縦笛を吹き、歌うことで素直な部分をさらけ出している。でも本当は彼女自身が抱えているあるトラウマを吐き出してしまいたかったんだと、ストーリーが進むに連れて分かりにくいけど分かってくる。そして吐き出してしまったことでそのトラウマと向き合ってとんでもない行動に出たことで、もともと収拾のついていなかった彼女の挙動がさらにヒートアップしてうそーんと言う結末へと向かう。
よし子を取り巻くまわりの人間もすごくいい味を出していて、やり手な美人女子高生、ドイツ人、バキュームカーのおっちゃん(ひさうちみちお)、女になりたい男の子…同じように心にトラウマを抱えていたり彼女の人間性(ゴリラ性?)に惹かれたりしながら彼女のもとに集まってくる。
配信がリトルモアということでも気になっていたのですが、実際、
おもしろかった
素直な感想です。
一見強烈なキャラとそのまわりの人間とのドタバタ映画のようですが、実際には誰もがぶつかる悩みをいい意味ですごくわかりにくく表現しているなぁと思いました。
縦笛教室の生徒がよし子のトラウマを聞いて作った1曲が最高。
レイトショーなので仕事帰りの1本に、おすすめです。
場所:梅田スカイビル4F ガーデンシネマ
日時:公開中~今月25日まで
20:45~22:00
月眠 タンバ
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