2008/04/27

仲入りライブパーティー



さてさて今日の遊方展、ブルース漫才(?)がやって参りました!
一見真面目に歌ってるだけのように見えますが、合間合間にめちゃくちゃおもろいこと言ってます。

関西を中心に活躍するブルースバンド、アンタッチャブルの野本有流&同じく活躍中の三井ぱんと大村はん。

今日~は遊方展~にやってきました~♪
と歌いながら紹介が始まり、漫才をやったかと思えば歌い、歌っていると思えば途中に漫才が入り、またまた歌い…
最後はみんなでちょんまげポーズで締めました(笑)

“よく「笑う」ことだ”という遊方展の心得にふさわしく月眠に笑いをたくさん運んでいただきました。

善い哉、善い哉!

残り1週間の遊方展、みなさまのお越しをお待ちしております!



月眠 タンバ

2008/04/24

第13回遊方展


はじまりました!
『第13回遊方展』

裏表展が無事終了し、お礼のブログもアップできないままに(すみません)無事スタートいたしました。

すごいです。1987年に誕生した本展。今年で13回目を迎えました。
当時まだ私が5歳だったことを考えると、いや~はや貫禄があります。

毎年メンバーが入れ替わり立ち代わり、今年は総勢15名の作家が参加してくださっております。


初日のオープニングパーティーはまたまた大勢の方にお越しいただき、わいのわいのやいのやいの、楽しい時間が過ぎていっていたのです、が、パーティー中に不振人物を発見しました。
月眠正面の電柱の麓にたたずんで立食パーティーのお料理を1人しゃがんで食べるその人物、明らかに怪しいです。

(注:作家です)
念のためモザイク処理をさせていただきました(笑)


月眠HPにも遊方展DMにも掲載してありますが、本展のコンセプトとも言える故人・村松寛の『遊びの心得』の一説がとても好きです。


―人間が人間たるゆえんの重要な条件の一つは、「遊び」を心得ており 従ってよく「笑う」ことだ。


笑いながら、お越しくださいませ!
※爆笑はお控え願います



月眠 タンバ

2008/04/17

青空ポンチとおそいひと



全く正反対とも言える上記二作品は、どちらも(株)月眠のスタッフでもある映画監督の柴田剛によって撮られました。

月眠ギャラリーが地上ににょっきり顔を出しているのでご存知ない方が多いのですが、月眠ギャラリーは、実はギャラリーの地下に在る映像制作部・なにデジを母体としています。
そして月眠初の製作映画となる『青空ポンチ』は今夏間もなく公開となりますのでまたおいおいご紹介させていただきますが、今日はポンチよりも4年も前に作られた映画『おそいひと』について少々。

私も実はまだ見ていません。なぜ4年も前に作られたこの映画が今になって拡大上映が決定するほどの反響を呼んでいるかと言うと、リンク先のHPをご覧頂くだけでも伝わってくるかと思いますがこの、なんと言うか、嫌な感じ。
例えて言うなら赤の他人と隣り合った時に人間が最低限保ちたい物理的な距離を侵されたような、嫌悪感。
まさにそれです。
“タブーを破った”4年前の公開時には監督の柴田でさえ完成した映画を観て「やべぇものを作ってしまった」と鳥肌が立ったというこの『おそいひと』。当時はあまりに衝撃な内容ゆえに日本で受け入れられず、そしてよくある逆輸入形式によって海外映画祭で高評価を得た後に、ここ、日本へと戻ってきたのです。

世の中には、実際の現象として起こっているのに説明のつかないものや証明し得ないものなどがありますが、『おそいひと』はそれとは全く逆に、理屈や頭ではわかっているのに見ようとしないもの、わざと目を背けるものに真っ向から挑んだ作品であり、主演の住田雅清さんは本名で、そして重度の脳性麻痺を持つ障害者というそのままの役を体当たりで演じています。
障害者を描くときに取り巻く“ハッピーエンド”“お涙頂戴”そんなものはこの映画には存在しません。

もう一度言いますが、私はまだ見ていません。が、監督の柴田からこの映画の話を聞くだけで蝕まれ、侵されました。見る前からざわざわするこの感じ。そして見た後は、見ることができてよかった、という充足感と、見るんじゃなかった、という嫌悪感の狭間でぶわぶわとした足取りで家に帰るのだろうな、と、そう思います。

べらべらとしゃべりましたが、ここで『おそいひと』の関連イベントの告知を一つ。

■第一弾
おそいひと オ・カ・エ・リ・タ・ダ・イ・マ パーティー
4/19(土)22:30 open → Allnight
at cafe 太陽ノ塔(大阪・中崎町)door:1,000yen(1D込)
出演:なにデジオールスターズ(DJ)/北海ベア with 柴田剛(VJ)

『おそいひと』関西公開秒読み!のタイミングでさらっと開幕。柴田剛最新作『青空ポンチ』を手がける「なにわデジタル工務店」から出張DJ&VJチーム参上!

■■第二弾
おそいひとマジックアワーパーティー
4/27(日)15:00 start → 20:00
at FANDANGO(大阪・十三)door:1,500yen(1D込)
出演:フリーラぢカル/ざ x こ x ば/オシリペンペンズ/THE GUILTY C./DEADPHONES/ruinhome(DJ)/コタケマン・小澄源太(live painting)/北海ベア with 柴田剛(VJ)

『おそいひと』ついに大阪公開!第七藝術劇場のご近所さん、“聖地”FANDANGOでマジックアワー!

■■■第三弾
おそいひと夕焼け空パーティー
5/9(金)19:00 start → 23:00
at UrBANGUILD(京都・木屋町)door:2,000yen(1D込)
出演:フリーラぢカル/はい兄弟/N.O.N/等々力政彦/DJ MoscoW/KOUKI(DJ)/北海ベア with 柴田剛(VJ)

『おそいひと』京都でも公開!京都版パーティーもおこしやす!

■■■■第四弾
おそいひと ヴァニラスカイパーティー
5/16(金)22:30 open → Allnight
at club NOON(大阪・梅田)door:2,000yen(1D込)
出演:フリーラぢカル/KA4U/ガルペプシ/WALKMAN(アオノタダヒコ×ヨシカワショウゴ)/あらかじめ決められた恋人たちへ/slonnon+sonsen gochabacco/AKII/G∞O(DJ)/北海ベア with 柴田剛(VJ)

JR高架下のNOONで“Lucy in the Sky with OSOIHITO”!


第一弾のおそいひと オ・カ・エ・リ・タ・ダ・イ・マ パーティー開催日である4月19日(土)は裏表展の最終日でもあります。uraomoteをご覧になられた後は、そのまま太陽ノ塔へお越しください!



月眠 タンバ

2008/04/12

mama!milk と ちゃっかりtampa展



ふふふふ


12日、デジスタッフに頼んでちょろりと抜け出してきました。

上の写真が演奏前の状態。ざわざわと壁に並んでいる東さんのふじつぼのような陶芸作品が空間にものすごく合っています。下の写真はmama!milkの演奏風景。近づくことができなかったので小さくて申し訳ないのですが、遠くから見てもSENさんの作品である衣装を着た祐子さん、めちゃめちゃ素敵でした。恒輔さんは残念ながらコントラバスに隠れてしまい衣装をよく見ることができませんでした…どちらにしろアップでお見せできずとても残念です。

1曲だけ聴いてすぐ戻ってきましたが、いーや~やっぱり生音はいいですね。
舞うようにアコーディオンを弾く祐子さん、それを支えるかのような重低音で、しかし軽やかにコントラバスを弾く恒輔さん。CDでも十分良いのに生の演奏、最高でした。

mama!milkの背後で存在感を放っていた東さんのふじつぼ作品(勝手にそう呼んでいますが)、現在月眠では展示しておりませんが、非常に良いです。
壁におひとつ、と言わずまるごとざわざわ、いかがでしょうか。




そして今さらながら控えめに、でもちゃっかり告知させていただきたいのですが、靭公園近くのAD&Aギャラリー space1Fにて私タンバの個展、ただいま開催中でございます。
版画・陶芸・立体造形・手作り紙等を使ったインスタレーションの空間です。



tampa展
タンバ(パ)チカ

AD&Aギャラリー space1F
開催中~4/16(水)
13:00~20:00 (最終日のみ17:00まで)

明日までです。
お時間ありましたらば、足を運んでいただけましたら幸いです。



さてさて、裏表展もあっという間に残すところ5日間となってしまいました。
皆様のお越しをお待ちしております!



月眠 タンバ

2008/04/10

月と太陽




全体像を見せずして、部分で勝負です。
どういうシチュエーションか分かりませんがそう言って写真を送ってくるような人は、まず要注意でしょう。

さてさて今回の二人展、月眠の一番奥の空間は2人による3つのテーマに沿ったコラボレーション空間になっているのですが、その中の『月と太陽』から、SENさん作の『太陽のスカート』と東さん作の『月の器』。壁に広げて展示されている太陽のスカートはなんともグッとくる布を使用していて、その布の控えめな金色がライトに照らされ、壁に寄生しているかのようにも見える様子はもはや一つのオブジェです。
その下でこれまた控えめにマットに主張する月の器たちは、備前焼に代表される“焼締め”という無釉の素地を高火度で固く焼き上げる方法で仕上げられていて、料理を盛る前にしばらく水につけておくと素地が水を給水し、テラッとしたとても妖しいマットな輝きを放ちます。東さん自身、焼き上がったものを初めて水に浸けてみたときには1人で叫んだ!と言うほどほんとうに美しいです。

裏表展、あっという間に開催から3週間が経とうとしていますが、明後日12日は中間のイベント・mama!milkのライブです!
と言いながら残念ながら既にチケットは立ち見分も含めて完売してしまったようで、後はキャンセル待ちという状態です…皆様、ありがとうございます。そしてそれに伴い明後日は月眠ギャラリーも夜22:00までオープン致します。mama!milkが徒歩1分の距離で演奏しているというのに見に行けないという悔しさ。くー

桜ももうだいぶ散ってしまいましたが、まだまだ開催中の裏表展、皆様のお越しをお待ちしております!



月眠 タンバ

2008/04/01

ゲスミンgallery

突然ですが、ギャラリー名を変更します。

素敵な名前だとか幻想的な名前だとか言われることに疲れてしまいました。今日からゲスミンgalleryです。








ということで、
毎度おなじみ月眠ギャラリーのタンバです。
ご丁寧にゲスミンロゴまで作ってみましたが(決して暇な訳ではありません)、大ウソです。
小さな頃は毎年4月1日になると兄にウソをつかれてその度にだまされていましたが、世の中では一体どんなウソがつかれているんでしょうか。

月眠という名前、いろんな方から素敵ですねとお褒めをいただきまして、光栄です。

先日も東さんのご両親がいらして下さった時に、月眠のロゴが月の満ち欠けを表していると知らなかったお父様が、東さんの月の器を「いいなぁ、いいなぁ」としきりに褒めた後に、ギャラリーを出てすぐ表の看板に貼ってあった月眠ロゴを見つけて、こんなところにも月が!とかなりびっくりされていました。

そして作家宛にお花や植物が幾つか届いたのですが、その中のひとつ、SENさんの妹さんが持ってきてくださった植物名、すごいです。“グズマニア” ウソではありません。「名前でこれに決めた」との通り、ものすごい名前をしてます。名前はすごいですがエキゾチックな、その形からなんとなくSENさんの服を連想させる、直線だけで構成されているような素敵な植物です。


さてさて、気がつけばもう4月ですね。今春も、月眠ギャラリーをどうぞよろしくお願い申し上げます。



月眠 タンバ