2008/05/16

昆虫記


相変わらずブログをさぼりがちですが、こんにちは。
月眠ギャラリーは今日もひっそりと、元気に営業しております。

そして久しぶりに画廊らしい(?)趣になっています。
吉川幸夫氏による10枚の絵が飾られているのですが、見れば見るほど吸い込まれる細部にわたる空想画、本当に素晴らしいです。
中には会期中に3度も足を運んで下さった方まで!

都合がつかなかった方へ、少しですが細部をご紹介いたします。






ご覧になられて分かると思うのですが、吉川氏の絵の中では人間がとても小さく、いやもしかしたら虫が大きいのかもしれませんが、ともかく人・動物・自然全てが対等な立場に居ます。

最近お客様とグレゴリー・コルベールについての話をちょくちょくするのでまたここでも引き合いに出させていただきますが、昨年お台場のノマディック美術館で開催されていた彼の展示でも全く同じことを感じました。
何のことはない、ただ、“人と動物が写ってる写真と映像”なんですが、いやいや。
鳥肌が立ちました。
彼は撮った作品にデジタル加工をすることは一切なく、全て撮影したその場その瞬間のそのままの状態を展示しています。
はれはれ、ありえないです。

人も動物も自然も、どれかが優位に立つわけではなく共存しあう世界と言うのか本来の姿と言うべきなのか、お互いに生活空間を譲り合いながらその中で生まれる信頼関係。が、出来上がっている状態。


明日までです。
サチオ・まっせの報告Ⅲ《昆虫記》
次回のテーマである○○○も絵の中にちらほら登場しています。

皆さまのお越しをお待ちしております!



月眠 タンバ

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