おとといの第3ビルふらふら中、ただふらふらしていた訳でもなく古本屋や中古CD屋を見つけては物色していたんですが、戦利品のひとつがこれ
長谷川町子作『いじわるばあさん』
雑誌「サンデー毎日」に1966年1月2日号から1971年7月18日号まで連載した4コマ漫画作品。だそうです。全然産まれてないです。
小学生の時、18時からちびまるこちゃん→18時半からサザエさん→夜ご飯というのがの日曜日のお決まりコースでした。
この漫画、サザエさんと同じように、見た後にいい意味でスルーして日常生活に戻る。というかなんと言うか、感情移入を全くもってすることなく、見た後に感動もなければ嫌な気持ちも残らない、あの独特の長谷川町子調で淡々と描かれたいじわるなばあさんの日常です。
気になって手にとってパラパラめくって見たんですが、このばあさんすっとんきょうな顔してびっくりするほどいじわるです(笑)
何の目的もなくただひたすらいじわるいじわる。
それでもおもしろく読めるのはどろどろしたくだりが一切ないことと、たまにおばあさんが自己嫌悪になってへこんでしまうシーンがあるからでしょうか。
かなりのブラックユーモアなんで腹を抱えて笑う、ていうもんではないですがおもしろいです。
今では絶版らしいのでなかなか手に入れるのは難しいかもしれませんが、機会があればぜひとも読んでみてください。
今日は書評(漫画評)まで。(表紙のばあさんが志村けんに見えてきました)
月眠 タンバ
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